咳払いを2回。店に入った放三郎は刀を預けて、階段を上る。その先にいたのはアトル、宰蔵。そして美女。江戸元や往壓はどうしたと問う放三郎に、宰蔵は妙な人殺しがあってそれで――。妖夷の仕業だと放三郎は考えるが、いえ、と答える宰蔵。そして視線はアトルに。アトルだったなと名を確認する放三郎。しかしカムロの御馬でありんす――と名を訂正される。アトルに鳥居らが目をつけているからとここを出るように言う放三郎。しかし往壓はここにいろと言った、とアトルは首を振る。
その頃異人の娘に対する命令が出る。1人の男が雇ったと言えば――と話をし、市野がそれはカムロの御馬かと、彼女を探しに行く。
それを眺めていた往壓達の元にやって来たのは狂斎。お前達はそこで雁首を並べていろ、と狂斎は言い、あの女は俺が救う。無事救えたら、あの女は、御馬は俺のものだと宣言する。
放三郎達の元にやって来た狂斎。襖の向こうの市野の声に耳など傾けるはずもなく、狂斎はアトルの手を握る。お前に教えてやるよ。この世は極楽で――地獄だ。
詰め寄ろうとする市野を引き止める往壓。殺しは蝶の彫り物に関わりがあると絵を見せる。表情が変わる市野。アトルを異人の娘だと指を刺すヤツには杯をぶん投げて、狂斎はアトルと2階から脱出。しかし、足に相当の衝撃が来たらしい。泣いております。か、格好悪い(苦笑)。
往壓がアトルを連れて逃げなかった事に宰蔵やたら怒っております。
アトルが1人で街を駆け抜けている。ちりちりと鈴を鳴らし、それは人にぶつかって、ぺしゃんと座り込んでしまう。異人だ――と言うが、顔を見てみればそれはアトルではなく、アトルの格好をした狂斎だった。この後捕らわれてしまうのが、なんとも……(苦笑)。
羅生門河岸。清花は雪輪に呼びかけているアトルを見つける。そんなアトルの目の前に広がっているのはお歯黒溝。臭いし泥深い、遊女達を吉原から出さないためのお堀なのだと言う。
清花に匿われたアトル。しかしそこには死体が……。
清花に28になれば誰でも外に出られると聞いたと言うアトル。しかし、誰に惹かれるわけでもない今更帰る家も無いのが大半。そういう遊女はここで老いさらえるまで商いを続けるのだと言う。この地獄で。
アトルを探している本庄達。手当たりしだい探すと言う結論に達する。そして市野もまた、アトルを探しに出る。
死んだ遊女を調べていた放三郎。この女達の体の中は、まるで泥だった。骨も肉も皆混ざり合ってしまっている。つまり、体の中身が溶けているのだった。
宰蔵は言われて取ってきたさなぎを差し出す。放三郎はそれをざくり、と。うわぁ……。
さなぎの中身はどろりとしていた。蝶だけでなくさなぎを作る虫は、さなぎの中で一旦溶けてゆっくり固まって新しい形を作るそうです。へぇー知らなかったです。
まるで妖夷だと呟く往壓。放三郎はそういう事だ、と。この女達はさなぎにされたのではないかと推測を立てる。つまり、妖夷が女の体に潜り込み体内を溶かして成長。それを繰り返して大きくなっていく。そして、蝶の彫り物はさなぎにされた証拠――。
殺しが妖夷の仕業ならばアトルが罪に問われる事はない。妖夷を見つけ出せと命令する放三郎。斬れ、とは言わず。
放三郎は、あの馬には近づくなと往壓に忠告する。往壓が妖夷になったら放三郎が切らなければならない、と。
清花にまだ匿われているアトル。そんな2人の元にやって来たのは市野。市野はここを出たほうがいいと清花に言うが聞く耳を持たない。清花は市野の初めての相手だそう。そして、それが理由で市野は清花に構うらしい。ずっと、忘れられなかった、と。
羅生門河岸に響く、声。本庄達が手当たりしだい扉を開けていた。やがて、アトルは市野に見つかってしまい引きずり出される。抜刀し斬りかかろうとする市野。殺さねば、お前に遊女殺しの罪が――。そこに本庄達がやって来てしまい、遂に刀を振り上げた市野。しかし、その刀は清花を斬ってしまう。斬られた傷から生えたのは蝶の羽。そして清花の顔は、まるで蝶のように。き、気持ち悪ー!そしてそのまま空へ飛んでいく清花。というか妖夷。
雪輪に乗り追いかけるアトルは途中で狂斎に出会う。さあ、行こうと外に誘われるアトルだが、その誘いを無視して追いかけていく。せめて解いてあげて欲しかったなぁ。
往壓と共に蝶を追いかける市野。しかしその顔は、妖夷。え、何でだ。
往壓は刀を借りて抜刀。しかし舌に絡めとられてしまう。その隙に市野というか妖夷から漢神を取り出す往壓。ああ、やはりこの場面がなくてはね……。取り出して、そして刀で斬った往壓。市野は死に、そして飛んでいった蝶もまた、途中で羽を失い、やがて消えてしまう。
結局、全ては尾崎と市野の罪とされて幕を閉じた。妖夷の事は全て伏せる事に。
侍の漢神は何だったと問うアビ。後ろを省みる立つ人の形に、心を組み合わせた文字。さり行くものが後ろに心を残している。
その漢神は――愛、だった。
狂斎はなおもしつこくアトルを誘っているが、アトルはここにいると。
それは罪か?別の風景を求めてしまうのは――と呟く。蝶になったら死ぬだけでも、さなぎは孵らないではおれないものな――。
結末が悲しかったですね。市野も、そして清花も死んでしまった。外に行こうとした妖夷が羽を失い、やがて消える場面とか何だが可哀想でした。
狂斎が地味にヘタレっぽくて可愛かったですね。今回はちょこちょこ勉強になりましたな。漢字は勿論、さなぎの事とか。
次回も楽しみですなー。
前回(14話)のトラックバックありがとうございました。その時お礼が言えませんでしたので、改めて書き込ませてもらいます。
今回のラストはなんというか、切なかったですよね。そしてヘタレな狂斎にざまあみろって思っている自分がいたりして。
私の感想の方は次回予告(の、眼鏡のお兄さん関連)だけで早くもお祭りになっておりますが、ネタ程度に読んでみてください。
では、今後ともよろしくお願いします。
こんばんは。レス遅れ気味ですいません。ご丁寧にコメント有難うございます……!
今回のラストは切なかったですね。狂斎には、私も少しざまあみろとか思ってしまいました(苦笑)。
三上藤花さんの感想読ませていただきました。中々面白かったです。まさか6年前のアニメとつながりがあったとは……。
こちらこそ今後ともよろしくお願いしますね!
送っていただきましたTBは、ミラーも活用しなるべく返させてもらっていますが、それでもTBが送れない場合があります。 日数経過状況により気がつかない場合があります。ご了承ください。
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