5月下旬、梅雨の時期。仕事中の元閥はところてんを売り歩いている。
くださいなーと出てきたお客さんから、突然竜導の名前が出る。その店の客が竜導と名乗ったそうだが、その姿は往壓とは似ても似つかない。
往壓に弟でもいたのか?と疑問に思う元閥。
一方で、宰蔵は橋の上からいきなり刀を捨てる人物を目撃する。何をしている?と問うが、その男はただ、私はもう竜導往壓ではないと言うだけだった。突如酷くなった雨の中、宰蔵は男の後姿を見送る。
蛮所では、アビが妖夷の肉をぺたぺたと並べて干物にしている。そう言えば彼等、最近食べてなかったですもんな。アビ曰く2ヶ月ぶりだそうです。
まだ干していない器の中の肉を取ろうとして、感づかれてしまう往壓。そして再び取ろうとした時には銭が飛んできた。その所為で往壓はハシゴから落ちて、思い切り水の中に。
銭を飛ばしてきたのは放三郎。かなり怒っておられるその理由は、あの岡っ引きから竜導往壓と名乗る男が食い逃げをしたからで、何とうなぎ7匹食べて行ったと。食べすぎですよ。
しかし店の主人の証言はかなり若いお武家。しかも2本差って事で、往壓ではないのではないかと放三郎は言いますが、岡っ引きは竜導往壓なんて名前はそうそうないと、言う。食い逃げ犯は往壓だと信じている様子。
実際のところ往壓はアビとずっと一緒にいたわけで、それは間違いなく濡れ衣。
着物を絞りながら、笑う往壓に少し胸がときめいてしまったのは内緒です……。
一方で岡っ引きも、食い逃げしたのは10歳くらいの子供との証言を得てかなりがっかりの様子。
雨宿りをしている狂斎とアトル。戻らないと、と言うアトルを引き止めていると、目の前を通り過ぎていく子供が1人。子供にしては立派な脇差し。大人に泥をかけてしまった子供ですが、何かやたら大人っぽいですね。つか声、野沢雅子さんですか、すげぇ。
拙者が武士の心得を知らぬといわれるか?と子供が言うと、刀が輝き、侍の方の刀がかたかたと震えだす。抜け――と言われて、抜刀するわけですが、しかしそれは彼等の意思とは無関係だった。
刀を交えると、途端侍のほうの刀はぐにゃぐにゃと曲がり、一方で子供の刀は鉞へと変化する。狂斎は、彼は多分妖夷だと言う。
船をこぎながらどこかへ向かう一行。場所は往壓の実家だそうです。
帰れない、今更と言う往壓。25年も帰っていないそうで、そりゃ帰りづらいですわな。
そこへ雪輪に乗って飛んできたアトルは、こう質問する。お前に子供はいるか?と。
実家へ帰る予定だった往壓は、アトルと共に雪輪に乗って行こう、と。私も行く、と雪輪に乗ったもちょっと沈んでしまった宰蔵が可愛かった。
放三郎とアビと元閥は、実家へ。養子の届けはだしております、と言う事から、往壓の実家は養子を取ったと言う事になりますね。
往壓は、自分の過去を語りだす。往壓の実家は学問を受け継いできていたらしく、彼もまた跡を継がなければならなかった。刀が好きだった往壓。
往壓はある日、脇差しはいらないはずだと考えて、持っていこうと考える。しかしどこへ?と考えていると、目の前に突如広がった異界。
母親が部屋を訪れた時には往壓の姿はなかった。
往壓は異界で何を見たのかは覚えていなかったとの事。それは一瞬の事であったが、実際には1年もの月日が流れていた。
あの家にいると異界を呼んでしまう気がした往壓は、15歳、元服の日。父に名を賜りそしてその夜家を出た。
雨の中、狂斎はひたすら子供を追いかけていた。お前は本当に竜導往壓か?と尋ねるも、違うな……妖夷だと狂斎は刀を抜く。その姿結構格好良いですね、つか使えたのね……。狂斎の刀もまたぐにゃぐにゃと曲がり、狂斎は確信する。こいつはあんたの偽者の妖夷だと後方に向かって言葉を投げる。
出てきたのは往壓達。その刀はどうした?と尋ねる往壓。子供曰く、名前と共にもらったのだそうです。武士に憧れていた子供、立派な脇差しは魅力的だったでしょうな。
そんな子供の往壓の本当の名前は土方歳三。キタ、土方だわ……!
脇差しを返してもらおうとする往壓だったが、そう簡単にはいかない。出てきた漢神は金士。あの鉞です。
往壓も鉞で応戦するも、かち合った瞬間凄い光と爆風。次の瞬間には、消えていた往壓……ではなく土方歳三。
結局、あの30歳代の男が竜導家の養子。歳三に刀をあげたのもその養子。彼は一昨日より家に帰ってないのだそう。
往壓は、宰蔵とアビに実家に帰る事を見抜かれてしまう。そして、往壓は放三郎と宰蔵と共に実家へと――。
予告でドッペルゲンガーとか何とか言うからちょいとびびりましたが、結局は竜導家の養子と、その養子から名と脇差しをもらった子供って事だったのか。
歳三は何か可愛かったですな。声聞いた時、おお、と思いました。この方の声聞くの久しぶりな気がするのですが……。
今回からマスラオがいないのでかなりしょんぼりです。歳三で埋められるものじゃないぜ、このしょんぼり感。
まあ面白いから、いいけどね。次回も楽しみです。
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