雨は止みそうにもない。
一人の女が、何やら侍達に囲まれている。休んでいけばいいではないが、と言っているが、何やらよからぬ事を考えている気がしないでもないな……。
そこに現れたは子供の竜導往壓――ではなくて土方歳三。彼の抜いた刀はまたしても鉞に変化し、そして侍達が差していた刀は、その鉞に吸い込まれていった。
鉞が刀を吸い込んだ事に驚いていると、そこに狂斎が現れる。妖夷って言ったろ……?
一方で、竜導家に養子に行ったはずの男は、とある店に。そこで歳三の話を聞く。
もう彼は多摩(でいいっけな)に帰ったはずだと。
入れ違いに入ってきたのは、岡っ引き玉兵。今の今まで侍がいたことを知り、慌てて出て行く。
往壓は、家で母親と対面している。25年も会っていないのに、即座に往壓だと理解する母親は私も凄いと思います。分かるものなんか……。
そこに来たのは、分家のお方。往壓の親類。
放三郎と宰蔵はおいとまする事に。放三郎は往壓に、母親が覚えていてくれて良かったなと言うが、往壓は母親は一度も自分の事を往壓殿と呼んだ事はないと言う。幼名で呼ぶはずだ、と。母親は自分を養子と間違えているのだろうと、どこか切なげな表情の往壓。
放三郎も何故か残される羽目になり、親類の方と3人で、何やら重い雰囲気?
話によれば、往壓の母親は歳のせいか物がよく分からなくなっているとの事。養子が帰ってきたと思っているようだと。
嘘を真にしてみるか、と親類の方はいきなり。このまま竜導往壓として、家に戻ってこないかと誘われます。放三郎も、反対はしないようです。
本来ならば、往壓はこの家の敷居をまたぐ事はできないのですが、養子も出て行ってしまった今、このままではお取り潰しになってしまうわけで……。
狂斎と歳三。聞き込みをしたらすぐに分かるくらい、歳三有名人。顔もそうですが、あんだけ色々やってりゃあそりゃあ、ねぇ。しかし狂斎の描いた似顔絵そっくりすぎる。
上野に行ってきた事を話す歳三。自分は美しく生きたい、武士は手本になるはずの存在なのに今の世に、敬う価値の武士はどこにいる?と。
狂斎はお前の美しさはそんなものか――と言いますが、そんな時にアビ、元閥、そしてアトルと雪輪が。
往壓と同じ匂いがする、と雪輪。歳三は、刀は自分のものだと抜刀し、切りかかる。子供に銃を向けるのはと躊躇う元閥に代わり、戦うのはアビ。
しかしその最中に刀は鉞――妖夷へと変化する。そしてタイミング悪く、大量の侍登場。無礼許せぬって事で……相当喧嘩売ってきたのだなお前は。
そんな頃、放三郎は往壓を置いて、妖夷退治に出ようとしていた。母親にお茶に誘われる往壓。
母親に対して、自分の事を淡々と話す往壓。その雰囲気を破ったのは、何と鳥居。えーと、何か往壓の父親は、鳥居の父親の門人、だったみたいですよ。往壓が幼い頃、鳥居はよく父親と共にこの家を訪れていた。
沢山の侍を前に、やっちまいますかと元閥。しかし中々手を出せないでいると、侍達の刀はあの妖夷へと取り込まれていってしまう。止めろと言って放り投げる。こんなものは美しくも何ともない。
妖夷は何だか歳三の手を完全に離れ宙へ。武器を吸い込んでしまうため、攻撃が出来ない。
歳三が、自分は往壓でもなんでもないと言うと、妖夷はついに本来の姿へと。雪輪の話によれば、あの刀はかつて往壓と異界に行った事がある。そしてそこで妖夷になってしまったのだと。あの、往壓が持ち出した父親の刀、か。
往壓抜きで妖夷を倒そうとするも、苦戦している様子。宰蔵が止めるのも聞かず、アトルは往壓を呼びに行ってしまう。宰蔵の往壓に対する優しさが、よく分かりますな……。
鳥居に、しなければならぬ事があると言われた往壓。この徳川を救う者となるって、何かスケールでかくなってませんか……。
この家にいる事を決意した往壓。母親は、鳥居は昔から往壓を気にかけていたと言う。そして、25年もどこにいたのか――と。母親、往壓の事をちゃんと分かっていたそうです。大人のなりをしているので、幼名で呼べなかったそうです。
往壓は、母親の前で雪輪と一体になり、あの竜へと。うーん、やっぱり気持ち悪いなぁ。
養子を連れ戻してくるというが、母親は今しばらく自分と一緒にいてくれないか?と願う。しかし、往壓はそれを受け入れる事はしなかった。
宰蔵の巫女姿は久しぶりに見たな。そこには3人目の往壓もいた。
苦戦する往壓と言うか竜。母親が往壓の幼名を呟くと、竜の中から漢神が。今回は爽です。邪気を祓うために女性の全身に文様を描いた姿を示すとな。
往壓が妖夷から漢神を引き出して見事撃退に成功。往壓は、養子の往壓と対面。髪を下ろした往壓は格好いいなぁ……。養子さん、家に戻る事を決意したそう。
歳三は多摩へ帰るが、武士になる事は諦めていない様子。そして養子は竜導家へと。
――母親の最後の願いを聞いてやれない男をどう思う?
往壓は問うて、狂斎、アトルに斎蔵。そろって最低だなと言われる。少し笑った。
不思議だな。人は歳を取り続ける。――夏は変わらず、やってくる。
面白かった。久しぶりにあの竜を見ましたな。
母親はちゃんと往壓の事を覚えていたのですね。私も見ててすっかり忘れてるんかなとか思ってましたけど、良かったですよ。歳三はもう出てこないっぽいなぁ……。
最後、アトルを追い掛け回す宰蔵可愛かったわー。
次回も普通に期待。
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