陽がその姿を見せる中で、1人の男はその場にしゃがみこみ、生きていた……と呟く。
そして男の咆哮が空を切り裂く。
バルサとチャグムの下を訪れた子供達は、武人に託されたと言ってバルサに手紙を渡す。
昨日の事で盛り上がっているのをよそに、それを開いて読み進めていたバルサは表情を曇らせ、チャグムにすぐに支度するように促す。
辿り着いた場所はタンダの住まいだった。タンダは大丈夫なのかとバルサを心配し、手紙を見た限り話して分かるような相手ではないと言う。だがバルサはそうだな、厄介な相手に見られたものだと言うだけだった。
タンダはバルサに手紙を出してきた武人――カルボとは一体何者なのかを問う。それはいわゆる商売敵だった。
ここに身を隠すのも手だと、タンダはなおもバルサを止めようとするが、トロガイ師が戻るまでは水車小屋で暮らしたいバルサは、チャグムを託して駆け出してしまう。
タンダは気にするなと言うも、その表情が明るくなる事はなかった。
武人カルボと出会うバルサ。本来はヨゴ刀を手にしていたはずの武人は今は短槍を持ち、それでバルサを斬ると心に決めていた。
バルサは、自分と会った事は忘れてくれとカルボに言うも、屈辱を晴らすのが目的であるカルボは、その言葉に耳を貸さず、バルサを無理矢理付き合せようとする。彼はこの日をずっと待ちわびていた。
どこかカルボと真剣に向き合っていない風のバルサを見て、彼はバルサの連れ子は第2皇子だろうと切り出す。そこで一気に変化するバルサの表情。
それを見て満足した様子のカルボは、明朝トラン街道の関門に来るように告げる。繰るもこないも自由だが、陽が昇って最初に通った旅人を1人ずつ切り殺す。それをバルサが来るまで毎日続けると言う。止めさせるには、俺を斬るしかない――。
翌日、バルサが関門に来ると、そこを通っていく旅人――セーナとその馬方タンドル。
その様子を見ていると、突然馬が暴れだした。馬を大人しくさせたバルサは、離れた岩の上にカルボと飛礫者の姿を見る。旅人がカルボの標的になっていると察したバルサは、彼等の後をずっとついて行く。
旅人が一息つけばバルサも立ち止まる。そして目的地も同じとする。馬方はそれを疑わしく思いながら井戸らしき場所の蓋を開ければ、大量の鼠の死骸があった。
小屋の中で休憩を取る旅人とバルサ。
そこでバルサは、旅人のセーナが先生である事を知る。彼女に異国人である事を見抜かれたバルサは仕事を聞かれるが、答えない。そんなバルサに、彼女はカンバルの武人ですか?と問う。そこで初めて自分が用心棒である事を明かすバルサ。
用心棒と言えど武人は武人。そう言ったセーナは、バルサにヨゴに伝わる虎になった武人の話を聞かせる。虎の毛皮をまとって戦いを続けていた武人は、どこにも敵はいなくなったが、やがて本当の虎になってしまっていた……。
セーナは、バルサから殺気が感じられると言う。するとバルサは、修行が足りなかったようだと言って、外に出て行ってしまう。追い出すなんてさすがだとタンドルは言うが、彼女は決して追い出したかったわけではなかった。
バルサが外に出て木に寄りかかって雨を凌ぎ眠ろうとすれば、彼女を襲う飛礫。バルサを眠らせない作戦。他も含めてそれは、かつてバルサが取った作戦でもあった。
朝になり、バルサがいない事に安堵するタンドル。しかしバルサは先になど行っていなかった。今日も同行すると言うバルサに、さすがにタンドルは薄気味悪さを覚え、セーナと共に馬に乗りバルサを撒こうとする。しかし、進んだところで飛礫が遅い、馬から振り落とされてしまう。馬は荷物を載せたまま走り去ってしまった。
遂に事情を話す事にしたバルサ。しかしタンドルは怒りを露にし、斬られるのが嫌なら自分が斬られろと叫ぶ。
その通りではあるが、まだ斬られるわけにはいかないバルサは、カルボの名を呼ぶと、ついに彼と勝負をする。
セーナとタンドルには先に行けと言うが、カルボはあの2人は飛礫者の駄賃だと言う。その言葉に、怒ったバルサはどうやら虎になる他ないようだ、と自分の中の野性を目覚めさせてしまう。
飛礫者の駄賃になるかと思われたセーナとタンドルだったが、タンドルが飛礫者を倒して何とか無事でいる事が出来た。タンドルは逃げようと言うが、セーナはバルサを止めなければと言う。関係ないと言うタンドルに、彼女は黙って用心棒をしてくれていた、あの方を虎にさせてはなりません、と言って駆け出してしまう。
攻防は続く。バルサは、どうしてあの時カルボを斬らなかったのか、その理由を語りだす。
――命の重さが平等である事はあの時既に覚っていた。だから人を救うたびに、あんたみないなちっぽけな男を斬るのがばかばかしくなったのさ。
ちっぽけと言う単語に過剰な反応を見せるカルボ。そしてその激闘の様子を、セーナとタンドルは見てしまう。そこにいたのは紛れもない虎……。
セーナはバルサに、その人を斬ってはならないと必死に呼びかけるも、バルサの短槍はカルボを確かに斬った。
近づけば、うるせえと怒鳴られ、私は虎だ。近寄れば食い殺すぞ、と言われてしまう。
そのまま去っていくバルサ。少しして起き上がるカルボに、彼が死んでない事を確信したセーナは、タンドルにバルサにカルボが死んでいない事を伝えるようにと言う。
カルボはバルサの名前をもう覚えていなかった。まるで廃人と化したカルボ。
タンドルはバルサを必死に追いかける。おーいと呼ぶ声が、空の下に響き渡る――。
眠っていたバルサの本能が呼び起こされた今回。バルサちょっと怖かったけど格好よかった。食い殺すぞとかマジでびびる。バルサ、かつてはあんな感じだったんだろうね。
旅人に事情を話した後で、カルボの名前を呼ぶ場面はよい声してるなって感じでした。
バトルシーンは秀逸すぎる。本当息をつかせぬものがある。魅入るよ。
しかし確かにカルボは斬られたはずなのに何故死んでいなかったのだろう?その後廃人ぽくなってたのを見るに、心を斬ったって感じになるのだろうか。
しかし馬方の役に山口勝平とは驚いた。久しぶりに聞いたけど、一発で分かるわー。
次回は、久々のトロガイ師。楽しみすぎる。
こんにちは。
言われればそうですよね。まあ晴一さんはこんな髪型でも格好いいので構わないのですが。オダギリも素敵ですよね、ファンではないですが、決して嫌いではないです。
私は土曜は午後から仕事だったので見れるはずだったのですが、朝起きれなくて後から録画で見ました……。トロガイ師、素敵でしたよね。
業を断つなんて簡単に出来るものではないですよ。私も業だらけでたまに泣きたくなりますよ。バーゲンは私も弱いです。安いのとか、後限定とか、そんな言葉に弱いのです。
ここまで哲学的になっていくのは、やはり監督、脚本家さんの思い入れの強さのせいでしょうねー。
ではまた。
いつも尋常じゃないほど暑い中で仕事しているので、多分熱中症は大丈夫、だと思います。
そうなのです、晴一さんの頭、もうほとんどオダギリジョーですわ。私も、なんだかんだ言ってもオダギリジョーのファンなので、まあいいのではないかと。
明日朝早いので、シュガやトロガイ師のお顔、見られないです。ちゃんと録画予約しておこう。
業を断つのは、他人のも自分のも難しいです。私なんか業だらけで(特にバーゲン会場では。)はあ〜っ。業を断ったら世の中とつながれないなら、それはそれでしんどいことですね。
このアニメ、どんどん哲学的になりますね。原作は、よくできていますが、もうちょっとシンプルです。人と人の結びつきが、アニメのほうが強く感じます。脚本家さんの思い入れの強さでしょうか。
ではまた近いうちに。
熱中症は、軽度であっても、思いのほかきついです。isamuさまもこれから気をつけてくださいね。
こんばんはー。私は一応元気ですよー。
精神的にはちょっと死にそうになってますけど(色々あるのです……)。
熱中症ですか?うわー、お体のほうはもう大丈夫なのでしょうか?
暑い日が続いていましたからね、熱中症になってしまうのも無理ないかもしれませんね。
あまりご無理なされぬよう……。
動きのある回でしたよね、今回は。
山口勝平は特徴ある声なので分かりやすかったですよね。少々ムカつく馬方でありました。
私も相手がてっきり虎なのだと思ってましたが、バルサとは意外でしたよね。
カルボもまた廃人化してしまって、こんなに廃人を見るとは予想していませんでしたよ(苦笑)。
辛い現実から目を背けたいあまり、廃人になるって切ないですね。
B-PASSのポルノさんの事ですね、この表紙は結構好きな感じなのです。晴一さんの髪型が、ん?と思わない事もないのですが。
お久しぶりです。一週間抜けたのは、熱中症で入院していたからです。いや、別に建物の中にいたのですが。だから夏は嫌だって。
動きのある回でしたね。うん、山口勝平、わかりやすい。結構な馬方でした。
虎になる、ってもう山月記ですね。相手が虎かと思ったら、バルサで、意表をつかれた。サムといいこの相手といい、廃人化して、
つらい現実を忘れるのですね。うむ。
閑話休題。いいパンフ(表紙)見せてもらいました。サンキュウでした。
送っていただきましたTBは、ミラーも活用しなるべく返させてもらっていますが、それでもTBが送れない場合があります。 日数経過状況により気がつかない場合があります。ご了承ください。
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