アニメ「ムシウタ」第10話。

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第10話「スレ違ウ夢」



止まっている車、その内でかつての詩歌の写真を眺める大助。

どうして……、呟く大助に対して、土師は別人のようになるものだねぇ、4年も経つと、と切り出す。まさかこんなかよわそうな子がふゆほたるだとは。レイディーにも見抜けなかったようだね。

それを聞いて、やっぱりお前が……と大助は険しい表情を向けるが、偽善者ぶるなよと土師は言う。見たくない現実から目を逸らしていた君だって、共犯だろ。

一体どこからどこまでがお前の策略なんだ。答えろ……!言われ、土師は話し出す。それは、4年前の失敗を繰り返さないため、そして君を失わないで勝利するための最善の策だよ。そのためにふゆほたるにも、一役買ってもらったってわけだ。

潰しあいになるかと思ったんだが、予想に反して2人は共感しあい、行動を共にするようになってしまった。……とんだ誤算だったね。

でもそのおかげで、レイディーには弱点が出来た。失いたくないものが出来ると、人はもろくなる。故に隙も出来る。一号指定と言えども、捕獲は難しくないってわけさ。

それに、リーダーを失えばむしばねどもにも動揺が広がり、そこにまた付け入る隙が出来る。まさに一石二鳥ってやつだ。

もっとも、彼女は考えていた以上に早くボロボロになってくれたけどね。

車を出た土師。人気のないその場所に、土師の笑い声が響けば、大助はふざけるなと車内から飛び出す。

大助は土師のネクタイをぎゅっと掴んでそこに力を込める。土師は動揺する事もなく、レイディー・バードを捕獲する最高の舞台は整った。後は君がいつもの仕事をしてくれるだけだよ?と大助に対して言葉を投げかける。

大助は、黙れと土師に銃を向ける。それを止めたのは、車内で寝ていたはずの柊子だった。銃を、銃を降ろしてくださいと言われた後、悔しそうに土師から顔を背けた大助だったが、その後土師の車のフロントガラスに向かって、発砲する。弾切れを起こし、銃を撃ち終わった後、大助は土師に顔を向ける。

虫憑きにだって、感情はあるんだ。



部屋に篭る利菜。馬鹿みたい……呟いて視線を向けたその机上には、大助を描いたスケッチがある。何期待してたんだろ、本当に。馬鹿みたい……。

その時、リビングの方から聞こえたのはかすかな物音。そこへ行けば、テーブルの上には詩歌の料理とそして、借りていた服が置かれていた。何で……。

自分がいつも絵を描く場所へ向かった後、また物音を聞いて玄関へと急げば、そこには今まさに出て行こうとしている詩歌の姿があった。ここにいれば、利菜に迷惑だよねと詩歌は言う。ドアノブにかけられた詩歌の手、それを上から掴んで、利菜は言う。そんなわけない、と。それに、ずっと一緒だって言ったよね?

利菜の言葉に、詩歌は利菜の胸に飛び込む。



出て行く事を止めた詩歌。2人はソファーに腰かけ、利菜が切り出す。

でも驚いたなぁ、詩歌の彼が薬屋だったなんて。でも、詩歌が相手で良かったのかも。

え?と声を上げる詩歌。しかし利菜は部屋に置いてある、布がかかった絵を見やった後、これからも薬屋と仲良くしてあげてね。あいつ、いい奴だからと口にする。しかし、詩歌は首を横に振る。大助君とはもう会えないと詩歌は言う。理由を聞かれ、迷惑がかかるからと答える詩歌。それに私には利菜がいるもん。利菜がいてくれて、私本当に幸せなの。そう続ければ、自分も詩歌に会えて良かったと利菜。それに、こんな料理が下手な女の子中々いないし、と詩歌が作ってくれた料理を手にする。まだまだ特訓しないとね。

ごめん、と謝って詩歌が利菜を見やれば、どちらからともなく笑い声が漏れる。

やがて眠ってしまった詩歌に毛布をかけてあげた利菜。大丈夫、必ずまた会えるよ。しかしそう言った直後利菜に訪れた異変。めまいを覚え、倒れてしまうもそれは一瞬の事。

自分の体を抱きしめた後、詩歌を見て、まだまだ負けられないと、利菜は口にする。

そして利菜は、訪れたみんみんからガーデンの場所が分かったと告げられる。そして、重大な秘密も。秘密を話すかどうかをもったいぶっているみんみんに、教えてくれと頼めば、みんみんが話してくれたのは、虫のリサイクルの話。

それは、嘘の記憶を移植して、虫憑きを意のままに操る計画。あいつらにしてみたら、欠落者なんか人間じゃないからね。もうやりたい放題だよ。早く助けに行かないと、リーダーのお友達もリサイクルされちゃうかもね。

言葉に、拳を震わせる利菜。どうすればガーデンに行けるのか、問うて遂に利菜は、ガーデンへの行きかたを知る。

桜架駅に、深夜だれもいないホームにその列車はやって来る。それに乗ればガーデンにいけるが、途中下車は許されない。

有難う、梓とみんみんの名前を呼ぶ利菜に、驚く利菜。必ず皆を助けて見せると、利菜は誓いを立てる。



朝。目覚めた詩歌。利菜は、寝ずに絵を描き続けていた。

途中の絵に布をかぶせ、今日学校に来れるかと問いかける利菜。出来れば、また会わせたい子達がいるの、利菜は言う。

その頃、スーツ姿で駅のホームに立つ大助。土師の奴、一体何を。

冬休みを明日から控え、学校では終業式。担任は注意事項を述べた後、チャイムを聞いて新学期にまた会いましょうと去って行く。

利菜は、かつてつるんでいた2人の友人に声をかけるも、利菜を相手にせずに立ち去ってしまう。その事にショックを隠しきれない利菜。自分の席に戻れば、皆帰っちゃったねと大助に声をかけられる。

2人きりの教室。この間は悪かったわね、と大助に謝罪する利菜。デートの邪魔して……。あのさ、詩歌の事なんだけどと続ける利菜。これからも会ってあげてよ。虫憑きでも普通の女の子だからさとの言葉に、大助は会うさと答える。

その事に安堵し、大助をすごいと言う利菜。普通思ってても中々出来ないのに。やっぱり好きな子だからかな。もし、私が、虫憑きでも……。その言葉は大助には届かない。

ねえ、薬屋。向き直って利菜は真剣な表情を見せる。そして表情を曇らせると、私本当は――。

その言葉は結局、立花さんは立花さんだよ。僕の、大切な友達と言う言葉にかき消される。利菜は、そんな優しい言葉、と言い出すも大助は自分は優しくないと言う。

そろそろ自分も行くと用意を始め、詩歌をなかせたら承知しないと利菜。そして、約束を大助に確認し、自分の家に来てくれるように言う。



放課後の美術室。そこで、むしばねのメンバーの、スネイルとモスキートに出会う。

彼女がふゆほたるよと利菜が紹介すれば、海浜公園で一緒になった事のあるモスキートは、あの時のお姉さん!?と驚きの声を上げる。

2人に、どうやって欠落者から戻ったのか、その方法を聞かれるも、詩歌にはその方法が分からなかった。覚えてないって事?言われ、謝れば広がる絶望。

ふゆほたるさえ見つかれば、欠落者から戻る方法が見つかるって言うから……との反応に、利菜はそんなに彼女を責めないで、勝手に誤解していた自分達が悪いのだからと言う。それに今、やらなきゃいけない事は他にある。

この街で、何かが起ころうとしている。ここから出ようと提案した利菜は、少しの間詩歌に、スネイルとモスキートの2人とここで待っててくれる?と言う。そして利菜はスネイルに詩歌をお願い。用が済んだら必ず行くわ、と手紙を渡す。

行ってくるね、言って利菜は美術室を出て行く。



約束を果たすため、大助は利菜の家にやって来る。そしてアトリエへと招き入れる。広いところだね、ここに1人で?と辺りを見回す大助に、詩歌はいないわよと利菜。

別に探してなんか……!その反応に、利菜は思わず笑みを零す。



その頃、モスキートは詩歌に問う。ガーデンとはどんなところであるのかを。欠落者って、どんな感じ?聞かれて、明らかに悲しそうな表情を見せる詩歌。

スネイルとモスキート、2人に聞かれて、詩歌は話し出す。ガーデンは、作り物の街。そこにいる人達には、心がないの。欠落者は、命令された言葉に疑問を持たないし、感情もなくなるから、言われたとおりにしか動かない。

じゃあ、自分を殺せって言われたら?モスキートに言われ、はっとなる詩歌。それが、心がなくなるって事……。スネイルの言葉に、詩歌はこっくりと頷く。

ガーデンには夢や希望はないし、あるのは人の形をした抜け殻だけ。あの場所には、2度と戻りたくない。



ポーズをとって、利菜の絵のモデルをしている大助。

ポーズをとりながら、置いてある夕陽の絵に視線をやる大助。これからも絵を描き続けるのか?大助に問われる利菜だったが、利菜はこれでお終いだと答える。絵は、もう描かない。大助に理由を問われ、他にやりたい事が出来たからと答える利菜。それは絵よりも大事な事。未来に繋がる、大切な事。そのためなら私、死んでもいいんだ。

すると大助は、利菜の顔をじっと見つめる。いや、格好悪いなと思ってさ……、大助はそう口にした。未来のために死ぬって、自分の夢はもう、諦めてるって事じゃないか。理想のためって言えば聞こえはいいけど、要するに自己犠牲だろ?それで、残された人は喜ぶかな。

……馬鹿だよ。

何で、何でそこまで言えるの?利菜は声に棘を含ませる。

それで、夢が叶うって本当に思ってるの?大助は続ける。むしばねの居場所を作るために必要なのは、ガーデンを壊す事じゃないだろ。

ガーデンにいくのは止めろ。いったら僕は、君と戦わなきゃならない。

大助の話を聞いて、どうしてあんたがそんな事……と口にした利菜は、大助の虫、かっこうを見る。嘘でしょ、と言う利菜に、大助は告げる。自分が、かっこうである事を。

そんな事って……と言った後に笑い出し、あんたがあのかっこうだったなんて、冗談じゃないわよ。じゃあ私は、ずっと騙され続けてたってわけ?そうやって、詩歌も騙してたの?あの子がふゆほたるだって知ってて、それで。

虫憑きを、みんなの笑顔を、夢を全てを奪った悪魔のくせに!

許せない、と利菜は敵意を露にする。場所を破壊する事など気にもせず、自身の虫、七星を出す。大助は、自分の夢のために人を殺せるのならば殺せと口にする。

出来るわよ、あんたを倒せば怖いものなんてないんだから、と利菜は七星を突撃させるが、寸前で七星を止めてしまう。

どうした?夢をかなえたいんだろ、だったら早く殺せ。しかし、利菜は七星を消して、その場に膝をついてしまう。

俺を殺すのを躊躇っているようじゃ、ガーデンに行っても誰も救えない。利菜は、全部特環が悪いんじゃないと憎憎しげに口にする。

大助は歩み寄り、まだ分からないのか、虫憑きの敵はそんなもんじゃないだろ。特環が俺達の夢を邪魔しているんなら、俺がすぐに消してみせる!

どうしてこんな事になったのか。それを嘆く利菜。どうして私達が、こんな酷い目にばかりあうの。

敵はいつだって、目の前にいたんじゃないのか。嘆く利菜に、そう言葉をかける大助。詩歌が何で強いのか分かるか?あいつは誰も憎まなかったし、誰の所為にもしなかった。死ぬよりも、生き抜く事を教えてくれた。

自分の虫に、とっくに負けていたというの……?呟く利菜。大助は、利菜が自分に生きてさえいればいつか何とかなると教えてくれたと言う。あの絵をみた時その事を思い出した。

いつか夢は叶うって。利菜の前に片膝をついて、肩に手を置く大助。だから、ガーデンには行くな。

もっと、早く会いたかった。利菜は、大助の忠告を受け入れない。これは罠だと言うも、ガーデンから皆を解放し、虫憑きの居場所を作るというその決意は固かった。

次に会う時は敵同士だね。薬屋。利菜はそう言い残し、七星に乗って去ってしまう。



夜になっても利菜が戻って来ない。モスキートがもう戻って来るというその隣で、利菜に渡された手紙を取り出すネール。詩歌に歩み寄ると、その手紙を詩歌に渡す。後で渡して、とスネイルは利菜に言われていた。その手紙を読んで、利菜の名を呟いて、走って美術室を出て行く詩歌。

私、詩歌と出会えて本当に良かった。不思議だよね、詩歌と一緒にいるだけで何でも許せるような気がするの。今まで色んな事があったし、全てのものを憎んできたけど、貴方が一緒にいてくれるだけで勇気が湧いてくるの。詩歌と出会えてよかったって、心から思える。



利菜の家に戻った詩歌。しかしそこに利菜の姿はない。名を呼んでも返事はなく、部屋は無残な姿を晒していた。アトリエと化していたそこには大助の絵が倒れている。その絵を見て、詩歌は涙を流す。



深夜。誰もいないホームにその列車はやって来る。その列車に乗り込んで、利菜はガーデンを目指す。

私達は、自分達の夢をかなえるために、一生懸命に生きなくちゃ駄目なの。だから詩歌はここに残って夢をかなえて。貴方の居場所が見つかれば、それは私の夢も叶ったって事だから。

そして、私の夢を、覚えていてね。


突然急停車した列車。目を覚ませば、そこは既にガーデン内部。眼下に広がる欠落者達。その光景に利菜は絶叫する――。



前回で、大助が詩歌の正体を知り、今回は利菜に大助が自らの正体をばらしました。自分達の仲間を欠落者にしまくってきたかっこうに対して、利菜が憎しみを抱くのは当然って感じですが、やはり殺す事は出来ませんでしたか。

かっこうと敵同士になってでも、ガーデンに向かう事を止めなかった利菜。そこでは一体何が起こるんでしょうかね。利菜、生きて帰ってこれるんだろうかと思ってしまう。

来週、それから再来週でムシウタも終わってしまうわけですが、これは何か中途半端に終わりそうな気がしてならない。2期でもするんですか?そのほうがいい気がするな。

利菜が乗っていた列車。急停車すると、人の体って後ろに倒れるもんだったっけ……。それは激しくないと思うんだ。

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ムシウタ「スレ違ウ夢」です。どうもラストまで原作と違う雰囲気がぷんぷんしてきました。そもそも、みんみんがまだ健在なのですが、まぁ田村ゆかりんを使いたいのは分からないでもないですし、1巻では登場人物が少ないですからね。ちと、アクセスができなく
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詩歌がふゆほたるだったことを知った大助。ふゆほたるとレディバードを近づけたのは土師の策略。利奈はガーデンの場所を知り一人向かおうと決意。大助はかっこうであることを明かし止めようとするが…。土師が
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世間ではスクイズやひぐらしが休止したりしてますがこのアニメには関係ないことか・・・それでは感想参ります。
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2007/09/21(金) |